1月
08
2015

大学の図書館で本の虫

私の学生時代は今から考えると、灰色の青春でした。大学の授業を単位の上限いっぱいにとり、資格過程の授業も3種類とっていましたので、一日はほぼ授業、残りの時間は図書館の書庫に籠り、ゼミ用の調べ物をしていました。もちろん彼氏はなし。友達とお茶をすることはありましたが、華やかな大学生生活のようなものはありませんでした。どうしてそうなってしまったのか分かりませんが、教員だった父親の影響を受けて、根暗に加えて生真面目な性格がそうさせたのではないかと思います。おかげで「優秀」な成績で卒業しましたが、卒業後は就職もせず、アルバイトをかけ持つ生活に突入し、現在30代後半ですが、貯金なしのみじめな生活を送っています。大学の友人でも、バイトをバリバリ頑張っていた人や、サークルで毎晩飲み歩いていた人たちのほうは、みなきちんと就職し、安定した生活を送っています。日本の大学での時間は、単位はそこそこにして、あとは社会人になるまでの時間を社会勉強に費やすほうが、役に立つようです。
こんな私ですが、いちおう恋はしました。体は授業に出たり調べものをしていたりしましたが、頭の中は幼い恋愛感情でいっぱいだったと言っても過言ではありません。一方的に人を好きになり、いろいろおせっかいを焼いてみる。もしくは不幸な自分を強調して同情を得る、というのが私の恋愛手段でした。こんな女の子が持てるはずもありません。容姿は十人人並だったので、寄ってくる男性がいなかったわけではありませんが、そんな私の態度に気付くと、さーと引いて行きました。今考えると愚行のいたりです。中でも、一番いけなかったのが、村上春樹の「ノルウェーの森」を読んで、ヒロインの「直子」にあこがれてしまったことです。か弱くて、繊細な「直子」のようになりたい。そうすれば男性が無二の愛を注いでくれる、と勘違いしてしまったのです。自分の不安定な心の中を打ち明け、相談を持ちかけて、同情を集めようとしたのです。同情と愛情は違うと言うことにも気が付いていなかったのですね。一人で本ばかり読んでいる生活をすると、虚構の世界と現実との境目が分からなくなります。私の学生時代はいわば卵から生まれないひよこのままでした。今考えると、学生時代の勉強は社会や人とつながることがなければ意味をなさないということです。

今私は自営業を手伝っているのですが、その自営業も景気が悪く、両親が自営業が借りれる消費者金融(自営業消費者金融※自営業者もお金を借りられるローン会社)からお金を借りているのを知ってしまいました。私は何とかこのお店の売り上げを上げたいといろいろと策を練っているのですが、受け入れられないことが多く、ともて悩んでいます。将来このお店を継ぐのかどうかも・・・

 

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